私は今、食品部で飲食店、仕出し屋さん、ホテルなどに食材を仕入れていただけるように営業をしています。フジ物産に転職してきて2年目になりますが、実は新卒の時にフジ物産からも内定をもらっていました。
もう1つの内定先である広告業界の会社と迷って、その時は最終的に広告業界に進むことを決めました。おもしろいのが、前職ではフジ物産とも取引があって、いま食品部でお世話になっている先輩が当時は自分のお客様だった、なんてこともありました(笑)
前職は取引先の意思決定者と直接話すことができたり、ハードワークする会社だったのでとても貴重な経験ができました。ただ、フジ物産と関わり続けるうちに「清水を盛り上げたい」という気持ちをより身近で、より真に迫って感じることができました。
この先働いていく中で、こういった方々と働くことがこれからの自分にとって良いことなのではないかと転職を決めたんです。前職では主にスーパーさんなどの広告を担当していたので食品業界の肌感覚もありましたし、配属にあたっては自ら食品部を希望しました。
転職してきて本当によかったですね。前職がかなり過酷な環境にあって、一日中気が休まらないこともあったので、その頃と比較して、入社3日目くらいで「ここは天国だ」と先輩に言っていたことを思い出します。
食品部は、水産物を厳選して仕入れてホテル・レストラン・結婚式場・居酒屋などに提案させていただいている部署です。「安心安全・高品質・わくわくを提供し、食人生を幸福にする」「共感、協働できるパートナーと、期待を超える食体験で静岡を活性化」という2つのパーパスを掲げて取り組んでいます。
私はやっぱり、フジ物産が静岡への地域貢献とか活性化を大事にしていることにとても惹かれています。なので、そのマインドは常に持ち続けていきたいです。営業なのでもちろん数字を追わないといけないという現実もありますが、パーパス実現のためにもっと静岡の食品を提案していくつもりです。
地産地消を営業の中でもお客様に意識してもらうようにして、静岡のものを提案していくことが静岡を活性化していくために自分ができることでありチャレンジすべきことだと思っています。どうしてもこの業界は価格勝負になってしまうところもあります。
流通量の問題で、他の産地と比較すると静岡の水産物が高価になってしまいお客様にそぐわないこともある。ですが、まずは単価の高いブライダル業界などに積極的に提案していきたいと思っています。
最近の仕事では、これまで長い間取引が実現しなかったお客様と取引を始めることができたことが嬉しかったです。タイミングもあったと思うのですが、担当者の方と全体像を一緒に見ながら、建設的な話を地道に続けることができ、食品だけでなく配達の日数なども含めて良い提案をできたことが取引に繋がりました。
担当者の方々の中にはもっと職人気質な方もいらっしゃるので、信頼を勝ち取るために時間を費やしていきたいと思っています。
来期は、新規営業戦略の旗振り役にもチャレンジさせてもらうことになりました。これまでの業務は、自分が培ってきたスキルや能力で十分に戦えるものだったと思います。ここから一皮剥けるためには、これまでにないチャレンジをしていかないといけないので、戦略面を担当できることにはとてもワクワクしています。
あとは新しい世代も入ってくるので、人材育成やマネジメントの面でも、より良いチームを作っていくチャンスだと思います。
実は、私が入社するまで食品部は人手不足だったんです。人手が足りなくて、営業メンバーも冷蔵庫に入っての出庫作業や梱包といった現場での仕事をせねばならず、営業の仕事がなかなかできない時期もあったと聞きました。
2年前に自分を含めて2名が新しく入り、ようやく新たなチャレンジをする地盤を整えられるようになったんです。もう少し人が増えれば、さらにパーパス実現に向けてのチャレンジができますし、反対に人が減ってしまうとまた地盤が揺らいでしまう。
これまで食品の配送に貢献してくれていたドライバーの方なども高齢になってきているので、この勢いを削がないようなチームを作っていかないといけません。
フジ物産は個人ではなく、チームがまず第一に来る会社です。本来、営業チームだとどうしても数値目標が未達ならば厳しいフィードバックがあるということが多いと思います。前職はそちら寄りでしたね。でも食品部には良い意味でそれがない。
チームでどうカバーできるか、どうしたらまだ数字が足りていないメンバーの成果を出せるかをみんなで考えていく文化の会社なんです。食品部は現在、チーム規模が10名ほどなので、気になったことはすぐに話して解消できる。
今のチームは上の世代が若手をとてもあたたかい目で見てくれていて、しかもカッコイイ(笑)そんな先輩たちについていく20代には元気で勢いがある。すごく前向きな状態で、めちゃめちゃ良い環境なんです。
会社全体、特に食品部は人間関係もとても良いので、パーパスに共感できる方にはぜひ仲間に加わっていただいて、一緒にチャレンジしていきたいです。