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お客様の課題を美味しく解決し未来を創造。「食人生」を幸福にする食品部の在り方 お客様の課題を美味しく解決し未来を創造。..
PURPOSE of division
事業部が想うPURPOSEとは。
掲載日:2024.3.5
最終更新日:2024.11.3
金井克憲
KATSUNORI KANAI | 食品部・部長
お客様の課題を美味しく解決し未来を創造。「食人生」を幸福にする食品部の在り方
変革を恐れず愚直に前進を続け、仕事を楽しめる組織へ

フジ物産に入社後、水産食品部(現 食品部)へ配属いただき、現在は部長を仰せつかっております。

食品部は、四季を彩るあらゆる食材を厳選し、ホテル・結婚式場・飲食店様などへご提案させていただいております。

現在では、畜産品・惣菜・デザートなど、水産品以外の取扱いも増やし、地域密着で県内のお客様へ自社配送便でお届けしています。また、ECサイト自社モール運営にて、全国のお客様と繋がる環境が構築され、フジ物産のファンが増加中です。

入社から現在までの変遷も濃く体験させていただいた中で、特に印象深い取組みが1つあります。

それは12月の繁忙期のことでした。月初めからハードワークが続き、部署ユニットの部員は皆疲弊している。1日でも早く休ませてあげたいと思いながらも、『食品部  初 年末展示即売会』を開催することとなりました。参画したメンバーは、食品部の伝説的な取組みであっただろうと勝手に思っています。

当時、フジ物産全体の知名度は高かったものの、食品部の認知度は低かったと感じていました。

そのような中にあって「食品部を進化させたい。現状のままで満足か?」「チャレンジもせずに失敗ばかり恐れていないか?」「限界突破のチャンスが目の前にある。実行が成功への近道だ!」と自問自答を重ね、激変スタートへのボタンを押しました。

即売会の目的は、何よりもまず「フジ物産食品部の認知度を高める」こと。そのうえで、部員の行動変容に繋がるヒントを得ること、そして「ちょっとの利益を得る」ことを成果として目指しました。

開催当日は予想以上の反響がありました。会場にはオープン前から長蛇の列ができ、来場者の車両で幹線道路は渋滞。近隣企業からクレームも受けましたが、知名度UPに成功しました(笑)

また対面販売時の会話によって、食品部の認知度も向上。小売販売伸長へのヒントも得られました。また、参画した部員の自発性が高まった事と、新しいことへのチャレンジに対する抵抗も減り、期待以上の成果を得ることができました。

2017年以降は未開催ですが、地域活性化に共感、協働できるパートナーとイベントを開催したいですね。

現在と未来の2つの視点でパーパスを作成

食品部のパーパスは「安心安全・高品質・わくわくを提供し、食人生を幸福にする」「共感、協働できるパートナーと、期待を超える食体験で静岡を活性化」の2つを掲げています。

メンバー全員で話し合って決めたものです。2つあるのは、現在と未来の2つの視点を大事にしていきたいからです。もはや安心安全・高品質などを消費者は当たり前に感じるかもしれません。しかし、食品業界に身を置く我々として、ここはブレてはいけないことだと思います。

数年前に「もう売るものがないんじゃないか、もう開拓できる地域はないんじゃないか」というネガティブな声が出た時もありました。しかし、そんなはずはないだろうと思っていました。

ネガティブになるのは、わくわく感が不足しているだけ。まずは楽観的に構想して、自分自身をわくわくさせないと、お客様には響かないですからね。

提供の仕方を変化させるとか、違う食品を提供するとか静岡だけで考えても、未来を見て広い視点で考えればやりようはたくさんあるはずです。

食品を卸して終わりではない、食人生をどう幸福にするために

なので私たちは「商品を納めて終わり」ではない、ということを常に意識しないといけないと思っています。だからこそパーパスにも「共感・恊働できるパートナー」と入っています。

仕入れ先様ももちろん、大事にします。そこから繋いだ飲食店、そしてそこに訪れる人たちの食人生がどう幸福になるのかまでイメージして仕事するのが私たちの仕事だと思っています。その先に、食品を通じて地元が活性化していくという結果があるのではと考えているんです。その方が、やることも尽きなくて楽しいですよね。

今の食品部の現状をありのままにお話すると、パーパスによってこれから目指すところも解像度が高まり、課題も明確になってきたと思います。仲間の個性を尊重し、仲間のために尽くすことで、チームバランスが良くなり、楽しく仕事ができていると感じます。

ただ、これから先またパンデミックが起きたらどうするのか?のような問いに関してはまだ明確になっていないんですよね。とはいっても悲観的に考えてばかりいても仕方ないので、これから先の業界の不安もあるけれどその中でもチャレンジし続けられる組織、世代を超えて意見を出し合える組織にしていかないといけないと思っています。

私はスポーツが大好きです。高校までサッカーをやっていた影響もあって、部員がハイパフォーマンスを発揮する効果的な配置をポジションに置き換えて考えてしまいます(笑)

試合に勝利するためには、与えられたポジションの役割を確実にこなし、かつ柔軟性をもって時にはポジションを超えた動きが必要となってきます。

食品部は、常に進化を続ける部署を目指しています。

そのためにも創造性があり、チャレンジすることを楽しめる人を増やしていきたいですね。事をする中でいろんな人と会いますが、そこで仕事と結びつけて楽しめる、いろんな提案をできる創造性があるとすごく楽しい仕事ですし、パーパスに向けてさらに進んでいくのだと思います。

会社として「チャレンジしやすい環境」を整えてくれています。社員全員がその意味や本当の価値に気づいたとき、爆発的なパワーのある会社になると信じています。